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◆◆◆INFORMATION◆◆◆
Dance Asia Kick Off Program
Encounter:
ジェコ・シオンポと
ディック・ウォン


上演・トーク
9月19日〜21日

WS
9月16日〜17日

東京・森下スタジオ

終了しました

 

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Encounter: ジェコ・シオンポとディック・ウォンの全容!

Dance Asiaでは、キックオフプログラムとして、コンテンポラリーダンス・イン・アジアVol.1『Encounter:ジェコ・シオンポとディック・ウォン』を下記の要領にて開催いたします。本プログラムは、1)ショウイングでそれぞれの表現にふれ、2)その手法や背景を語りあうトークセッション、3)そして実際に方法論を体験してみるワークショップという3つの方法でひとりの作家の本質に迫る複合的なダンスイベントです。

ジェコ・シオンポ(インドネシア)は、2007年2月に森下スタジオで開催された「第3回ITIアジアダンス会議」の参加者です。そのとき、映像を見た同じ参加者の手塚夏子さんが「あごをはずすほどびっくりした」というジェコ・シオンポのダンスが、大阪、福岡に続いて、ついに東京に登場します。
また、ディック・ウォン(香港)の「Encounter」というプロジェクトは、公演地でパートナーを見つけ、そのパートナーとの出会いをライブとして見せていく現在進行形のプロジェクト。2007年8月にタイ・バンコクで初演され、今年1月には別のパートナーと香港で上演されました。今回のパートナーは、「出会いによって作品を作り上げるディックのコンセプトに共感した」という捩子ぴじんさん。この作品を見られるのは、東京での3回のショウイングだけ。二度と見ることはできません。ぜひお見逃しなく!

いくつもの異なった文化、言語、宗教が混ざりあい、しかし決して一つには溶けあわない「アジア」。このような場に生きるということは、異質な他者とのEncounter(出会い、遭遇)をたえず日常的に経験することを意味します。複数の言葉を使いわけ、常識や習慣さえもそれぞれ違っている――。だからアジアのアーティストたちは、自分たちの暮らす環境や社会とのかかわりの中で表現を考え、しなやかに他者と共生していくための発想を豊かにしているのでしょう。そこには、日本で暮らすわれわれにとって貴重なヒントがたくさん見つかるはずです。
Encounterという出来事を楽しむ、充実のプログラムにご期待ください。

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<開催概要>

主 催:Dance Asia(後藤美紀子、武藤大祐、横堀ふみ)
助 成:財団法人セゾン文化財団 
後 援:社団法人国際演劇協会日本センター(UNESCO/ITI)、インドネシア共和国大使館    国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
協 力:NPO法人DANCE BOX

【スケジュール】
9月19日(金) 19:30 ショーイング (ジェコ・シオンポ、ディック・ウォン作品)
9月20日(土) 15:00 ショーイング (ジェコ・シオンポ、ディック・ウォン作品)
        17:00〜20:15 トーク・セッション1 「ジェコ・シオンポとディック・ウォンに聞く」
9月21日(日) 13:00〜15:00 トーク・セッション2 「香港のパフォーミング・アーツ・シーンの現在」
        15:30 ショーイング (ジェコ・シオンポ、ディック・ウォン作品)
* 受付開始は、各プログラムの30分前。開場は、開始時間の15分前。
* ワークショップも同時開催いたします。詳細は以下にあります。

【会 場】
森下スタジオBスタジオ  
地下鉄都営新宿線、 都営大江戸線「森下駅」 A6出口より徒歩5分。
〒135-0004東京都江東区森下3-5-6  TEL:03-5624-5954(会期中のみ)

【参 加 費】
トーク・セッション1:1500円 *軽食・ドリンク付(定員50名)
トーク・セッション2:1000円 *ドリンク付(定員50名)
ショーイング:2000円(各回定員50名)
* 各プログラムとも、定員になり次第締め切らせて頂きます。

【ご予約・お問い合わせ】
Dance Asia danceasia@gmail.com
* お申込みの際は、件名を「Encounter参加希望」とした上で、下記項目をお送り下さい。折り返し、確認のメールを差し上げます。
・お名前とふりがな ・職業/ご所属 ・E-mail ・お電話番号 ・参加ご希望のプログラム名

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<ショウイング作品紹介>

◆『Tikus-Tikus(ネズミ)』(2003年初演)
振付/ジェコ・シオンポ 出演/ジェコ・シオンポ、アジェン・スーライマン

圧倒的な身体能力を備えた二人のダンサーによる、コミカルで超高速、鋭い関係性のデュエット。パプア民族のリズミカルなステップと、ヒップホップが鮮やかに融合し、力強い動きの連鎖、目くるめくイメージの洪水を巻き起こす。

◆『The Behind is in Front』(新作初演)
振付/ジェコ・シオンポ 出演/ジェコ・シオンポ、アジェン・スーライマン

過去の自作のアイデアをベースにしながら、ジャカルタの都会での生活とパプアでの伝統的な生活の狭間に立つ、自分の「今」を表現する。作品ごとに、さまざまな表情を見せるジェコ・シオンポの作風が楽しめる作品。

◆『Encounter@Tokyo』(新作初演)
コンセプト・演出/ディック・ウォン 出演/ディック・ウォン、捩子ぴじん

公演する場所のアーティストと、ディックという二人の「個」が互いを知り合い、理解を深めていくプロセスそのものをライヴ作品化。二人の思考や身体が、他者との Encounter を通じてどんな顔を見せていくのか、またそこに一体どんな世界の「現実」が姿を現してくるか――この予見不可能なプロセスを歓待すること、そしてそこで生じる出来事の全てに立ち会うこと。

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<トークセッション概要>

この「トーク・セッション」は、いわゆる「アフタートーク」「ポストパフォーマンストーク」ではありません。Dance Asia では、作品だけでなくその意味、さらには「問い」や「思考」をも提示するために、上演・トーク・WSの全体を貫く一つの「ドラマトゥルギー」を作り上げています。中でもトーク・セッションでは、来日アーティストの視点や考え方を出発点にしつつも、それを参加者一人一人が自分の問題へと変換できるような、知的刺激に満ちたディスカッションを用意します。

▽トーク・セッション1「ジェコ・シオンポとディック・ウォンに聞く」(20日)

(1)ジェコ・シオンポに聞く――ダンスのローカリティ(場所性)をめぐって
 * ゲスト/川崎歩(振付家、ダンサー、映像作家)

 パプア民族のダンスや日常の身振りを素材にして新しい振付言語を作り出したジェコ・シオンポ。その背景には、多民族国家インドネシアにおける文化的・民族的アイデンティティという複雑な問題が広がっています。表現者として、ジェコがどのようなことを考え、どのような課題と向き合っているのか、そして「ローカル」な文化にどのような可能性を見ているのかを聞きます。
 その上で、では日本においてはどうなのか、と問いを進めてみましょう。
 後半ではゲストとして、京都から振付家・映像作家の川崎歩さんをお招きします。今年の「トヨタコレオグラフィーアワード」セカンドステージにて上演された川崎さんの『ためいけ』は、大阪の南河内を題材に、身体と「場所」というテーマに切り込む新鮮なアプローチを提示しました。そこには、ダンスを環境と結びつけて構想するジェコとの共通点があると同時に、根本的な違いもあります。ニュータウン育ちの川崎さんにとって、南河内は必ずしも「アイデンティティ」とは関わっていないのです。二人の異質な表現者が出会い、互いが互いを照らし出す鏡になる時、何が見えてくるでしょうか。

(2)ディック・ウォンに聞く――「パフォーマンス」とは何か?
 * ゲスト/捩子ぴじん(ダンサー、振付家)

 いわゆる「ダンス」でもなければ、「演劇」でもなく、むしろ一種の「ゲーム」に近い、ディック・ウォン独特の作品スタイル。それは常にきわめて明確なコンセプトの上に構築されていますが、さらにその根本にあるのが「パフォーマンス」という概念です。ディックは「パフォーマンス」を、次のように明快に定義します。すなわち、「その行為が他者に対してどのように作用するかを意識しながら行為すること」。
 「言葉」と「身体」、「ダンス」、そして「翻訳」や「イメージ」などといった要素をめぐり、ウィットに富んだ策略を編み出すディックは、一体どのような筋道でこうした考え方にたどりついたのでしょうか。まずはこれまでの彼の思考の過程を、日常生活の中での個人的なエピソードなどもまじえて聞いてみます。ディック個人の経験を通して、今日の世界のありようと、そこでのアートの役割や可能性を見つめ直すことができるでしょう。
 それを踏まえ、後半では今回の共演者である捩子ぴじんさんもまじえて、稽古から本番までの間に二人にいったいどのような出来事が起きたかを振り返ってもらいます。異質な個人と個人が出会うとき、そこでは同時に、異質な文化と文化が出会ってもいます。小さな、個人的な感覚や印象から出発しつつ、そうした大きな枠組みへも思考の幅を広げることを試みます。

▽トーク・セッション2「香港のパフォーミング・アーツ・シーンの現在」(21日)
 * パネリスト/蘇国雲(香港芸術節プログラム・マネージャー)

 香港のコンテンポラリーダンスの状況と、それを支える文化政策についてのレクチャー。これまで香港については、劇団の共同制作公演などアーティストの交流は少なくありませんでしたが、全体像がどうなっているかという情報はなかなか得られませんでした。今回は、95年から香港芸術節(香港アートフェスティヴァル)のプログラミングに参画し、現在プログラム・マネージャーである蘇国雲氏に、香港のコンテンポラリーダンスシーンについて、フェスティヴァルが委嘱制作をしてきた作品も含めて紹介していただきながら、同時に教育システム、文化政策、助成制度、ダンスを取り巻く環境について、包括的なお話をして頂きます。
 72年から実施されている同フェスティバルは、香港のアートシーンを現在でもリードする存在であり、その存在なしに香港の舞台芸術界は成り立って来なかったといっても過言ではありません。具体的には、フェスティヴァルが地元の振付家への委嘱をすることで、発表の機会の少ない香港の振付家を支えてきました(ディック・ウォンもその一人です)。また近年では、日本、中国、シンガポールなどとの共同制作を積極的に組んでおり、氏はその担当者でもあります。ネットワーク化の進むアジア、その中での香港の役割とは?

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<ワークショップ>

▽ディック・ウォン ワークショップ・・・9月16日(火)19:00〜21:30
 動きのトレーニングではなく、身体/言葉についてのWS。動きのゲームや即興などを行いながら、ディック・ウォンの作品のアイデアがどう生まれてくるのかを体験します。ダンサーに限らず、身体を動かすのが好きな方、言葉を話すのに抵抗のない方であれば、どなたでも参加できます。

▽ジェコ・シオンポ ワークショップ・・・9月17日(水)19:00〜21:30
 パプアの身振りやダンスをベースにした、独特の動きのWS。声や姿勢、歩き方から、リズムまで。いわゆる「民族舞踊」ともまた違った、とても不思議な世界を体験できる貴重なチャンスです。ダンスに興味のある方なら、どなたでもご参加ください。
参考:「第3回ITIアジアダンス会議2007」でのWSの様子 

会場/森下スタジオ Bスタジオ
受講料/1クラス 3000円
定員/各20名(先着順)
対象/ダンスもしくは身体表現に携わっている方、興味のある方(経験不問)。

お申し込み/
希望ワークショップ名、お名前、電話番号、メールアドレスをご記入の上、danceasia@gmail.com までお送りください。

※ 当日は動きやすい服装をご持参ください。

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<参加者プロフィール>

◆ジェコ・シオンポ
ジェコ・シオンポはインドネシア、パプア州出身。1994年にジャカルタ芸術大学にて各地の民族舞踊を、1999年にはアメリカでヒップホップを学び、2002年にはドイツに留学。パプアの文化背景を生かした独自のスタイルを追求しながらも、ヒップホップを自身の振付の世界に持ち込んだ。また、ダンサーとしても、国内外の著名な振付家の作品に参加している。

◆ディック・ウォン
ディック・ウォンは大学でジャーナリズムを専攻、同時期にダンスを学び始めた。卒業後、出版社にて勤務するが、パフォーミング・アーツの活動に専念する為、転身。90年代半ばより香港で最も実験的なパフォーマンス・グループとして知られている《ズニ・アイコサヒドロン》に参加しつつも、自身の作品制作を開始。2004年に香港アーツフェスティバルより委託され『B.O.B.*』を制作、その後パリやベルリン、ロンドン等をはじめ、現在も世界ツアーは続行中であり、同作品は進化を続けている。2007年「Live Arts Bangkok」(タイ)に参加し『Encounter』を初演。

◆蘇国雲(ソ・クォック・ワン)
香港生まれ。1995年から香港芸術節(Hong Kong Arts Festival)に勤務。現代演劇とコンテンポラリーダンス、特に委嘱作品や共同制作などを担当。近年では、シンガポールと中国との三者の国際共同制作に力を入れている。1993年に、パリのソルボンヌ大学で映画史、映画理論、批評で、修士号を取得。2002年には、フランス政府の文化政策のフェローとしてパリで研修。

◆捩子ぴじん
舞踏カンパニー・大駱駝艦で舞踏をはじめ、退団後にソロ活動を開始。2005年にSTスポットのダンス企画「ラボ20」にソロ作品『呪い』で参加し、それをきっかけに振付作品を発表するようになる。2006年にダンサーとしてフランスの振付家ジョセフ・ナジの日仏国際共同制作作品『遊*ASOBU』に出演。2008年には、手塚夏子「道場破り」や、神村恵・手塚夏子・スズキクリとのユニット《匿名的断片》に参加するなど、他アーティストと共に、自身のダンスの方法論を展開する試みを続けている。今年12月にフランス国立オルレアン振付センターで新作ソロ『NJPJN』を発表する予定。
http://www.geocities.jp/nejipijin/

◆川崎歩
京都精華大学版画専攻卒業。映像表現を基軸に様々な手法で作品を制作している。自らの身体感覚の希薄さを痛感したことから、2001年にダンスを始める。2003年からダンスユニット《ミネラル》で活動。2006年からダンスカンパニー《半熟目玉盲点観光ガイド》を主宰。TV番組やコマーシャル、ホームムービーなどのメディアを通した視覚要素を、また観光と称したさまざまな土地でのフィールドワークを、身体の動きに変換する試みをしている。また、入院中のこどもたちと映画を作ったり、ミュージックビデオの監督も多数手がけている。
http://akawasaki.exblog.jp/


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