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◆◆◆INFORMATION◆◆◆
Dance Asia Kick Off Program
Encounter:
ジェコ・シオンポと
ディック・ウォン


上演・トーク
9月19日〜21日

WS
9月16日〜17日

東京・森下スタジオ

終了しました

 

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「大阪BABA」ジェコ・シオンポ公演レポート

標記のジェコ大阪公演、武藤が見てきました(10月5日、西長堀・細野ビルヂング)。「大阪BABA ― dB Physical Arts Festival」は、大阪の歴史的建造物や能楽堂をはじめ様々な場所でダンスがくり広げられる企画。「ジェコ・シオンポ プログラム」は何といってもジェコと、ストリートダンサーの osamu、DJのムーディ北村による「バトル」というアイディアが効いています。会場は1936年竣工というレトロなビルの一階、「社長室」と書いてあるすりガラスのドアや、黒光りする巨大な作り付けの戸棚、古い柱時計などが独特の雰囲気を醸し出す一室。数日後に本番を控えたピチェが現れたので、つい先日のNY公演の話など聞かせてもらいながら、一緒に見ました。

まずは東京でも上演された『Tikus-Tikus』、『The Behind is in Front』の二作品。袖の代わりに舞台奥の部屋へドアで出入り、ガラス窓からシルエットを見せたり、というアレンジ。特に『The Behind is in Front』は場面の流れに説得力が増していました。「ジャングル/都市」「前近代/現代」などといった時空間を行ったり来たりしつつ、それぞれが等価なものとして共存する世界のイメージを受け取った気がします。続く osamu のソロはしなやかに動く大きな体躯で、腕や脚が自分の顔にぶつかって来そうな錯覚さえ覚える大迫力。あまりにも柔らかい肩、自在にうねる胴が鮮烈でした。休憩時間、ピチェにヒップホップをやったことがあるかどうか聞いてみましたが、「古典派」の彼にとっては、バレエや能などに比べてやや遠く感じる世界のようでした。

最後にジェコ、osamu、そしてムーディ北村のセッション。ちょっと動くだけで空気が波打つ osamu に対して、この日のジェコはちょっと苦戦していたでしょうか。しかし体感的なグルーヴを操作するだけでなく珍妙な仕掛けを次々に投入するムーディのDJが二人を翻弄し、いわゆるダンスバトルとは相当違ったジャムになっていました。ダンサーがノッてきたところでいきなりBPMを落としたり、トライアングルを淋しく鳴らしてみたり、こんな風に攻めてみるのも「コンテンポラリーダンス」かなと思いました。オチはなぜか二人が向き合って相撲の四股を踏みます。するとターンテーブルからは「尿1ccあたり15ナノグラムで、大麻を吸っている、ということになります」という台詞のループ! 後で聞いたら、ジェコが相撲で終わらせたいと提案し、するとDJがこれを出してきたとのこと。黒い笑いに彩られた最高のエンディングでした。

印象的だったのは、客席のお客さんの多様さ。老若男女、それにヒップホップ系の観客をはじめ、あらゆるカルチャーが集まってスクランブル交差点のようになっていました。東京での「Encounter」とはまた違った、スマートで肩肘張らない、エンターテイニングな Encounter、これが大阪流/Dance Box流なのかもと思いました。


ジェコ・シオンポ滞在記 in 藤野

森下スタジオでの「Encounter: ジェコ・シオンポとディック・ウォン」の後、ジェコとアジェンの二人は、NPO法人Dance Box主催の「大阪BABA」に出演することになっていました。一週間の間が空くわけですが、なるべく経費をかけずに、なおかつ自然の中で育ったジェコが気持ちよく過ごせる場所を探した結果、神奈川県の相模湖の湖畔、相模原市藤野町の大澤寅雄・手塚夏子宅に滞在させて頂くというプランが実現できました。お二人のご厚意に改めて感謝申し上げます。

藤野町には、最近振付家やアーティストが移り住んでおり、大澤さん・手塚さん宅も自宅の一室を「床の間レジデンス」と名づけ、近郊からアーティストを呼んで話をしたり、一緒にワークショップをしたりという活動をしています。今回はその延長線上として、気が合う仲間が集まるという範囲をインドネシアまで広げてもらいました。「第3回ITIアジアダンス会議」のファイナル・セッションで、手塚さんが「扉をあけたら、世界があった」という感想を述べていましたが、それが今度は「世界が我が家にやってきた」になったわけです。

昨今では、プロデューサーがイニシアティブを取って進める企画にアーティストがただ参加するだけではなく、アーティスト同士が企画を立ち上げる例も少なくありませんが、国境を越えた結びつきとなると、まだまだ情報不足、語学力の問題などで、気安く実現するという状況には至っていません。けれども、今回のように、アーティストをある環境の中に「解き放つ」ことによって、東京側の主催者である私たちDance Asiaと大阪側の主催者であるDance Boxとの関係とはまた違った関係が、大澤さんたちとジェコたちの間に生まれたように見受けました。

そのことが、どれほどジェコの刺激になったかは、大澤さんがブログに記されています。とても生き生きした雰囲気が伝わってくる「交流記」+「密着取材」とでもいったらいいでしょうか。ジェコがジャカルタでストリートダンスの審査員としてTV出演していることや、日本とインドネシアの生活の比較など、大澤さんならではの視点で書き留められています。ぜひご覧になってみてください。

ジェコとアジェンの藤野滞在記録(1)2008年9月28日〜(8)2008年10月7日


ジェコ・シオンポ 舞台作品・映像作品等@you tube

JUGEMテーマ:演劇・舞台


先日ご紹介した東京で上演した作品のほか、
ジェコ・シオンポの過去の作品や映像作品がyou tubeにアップされました。
洗練された映像のセンスやユーモア、舞台作品の作風のレンジの広さなど、
彼の多才さを感じさせます。

今週末、大阪で公演がありますので、ぜひ生ジェコを堪能してください。

映像作品の抜粋
舞台作品のアンソロジー 1
舞台作品のアンソロジー 2


ジェコ・シオンポ出演情報@大阪

関西方面の方に朗報です。
「Encounter:ジェコ・シオンポとディック・ウォン」の出演者、ジェコ・シオンポが、
「大阪BABA_dB Pysical Arts Festival」に参加します。
このフェスティバルは、大阪の街のさまざまなところでダンスを繰り広げるというもの。

ジェコ・シオンポとともに、「第3回ITIアジアダンス会議」の参加者の
ピチェ・クランチェンも参加します。
詳細は、上記リンクからご確認ください。

◆ジェコ・シオンポ プログラム
10月4日(土) 19:00
10月5日(日) 15:00
細野ビルヂングにて。
東京で上演した2作品のほか、大阪のヒップホップダンサーとのダンスバトルもあります。

◆ピチェ・クランチェン プログラム
10月8日(水)19:00
山本能楽堂
タイの古典仮面劇コーンの名手であるピチェ・クランチェンとお能のコラボレーションです。

組み合わせの妙が、さすがDANCE BOXだと思いました。
関西方面の方は、ぜひ、お運びください。


ジェコ・シオンポ出演映画『オペラジャワ』、再び!

一昨年の「第7回東京フィルメックス」でも話題をまいた、ガリン・ヌグロホ監督による“ガムラン・ミュージカル”映画『オペラジャワ』(2006年)が再び上映されます。監督本人も来日します。

日本映画撮影監督協会主催「神秘のインドネシア映画はこうつくる!〜日本・インドネシア映画人シンポジウム」
東京:10月14日(火)10:45〜 スペースFS汐留
大阪:10月16日(木)12:00〜 大阪国際交流センター
詳細URL:http://www.jsc.or.jp/jp/event/sinpo/newpage1.html

『オペラジャワ』はラーマーヤナの物語を現代に置き換えたもので、全編が夢幻的なジャワ・ガムラン(バリのガムランとは全く異なります)と歌唱で満たされ、また現代美術が随所に用いられて、まさに「神秘的」としかいいようのない強烈な時空間を生み出しています。ミロト、エコ・スプリヤントの主役陣をはじめ、インドネシア中のダンサー・振付家が総出で出演ないし振付で参加しており、その中に、ジェコ・シオンポもハヌマーン役で登場します。
世界的に著名なガリン・ヌグロホ監督の大作でありながら、上映の機会は滅多にありません。今回も東京と大阪でたった一回ずつという過酷な条件ですが、万難を排して見る価値のある非常に美しい映画です。ご都合のつく方はぜひ。なお、事前の申込みが必要です(締切10月8日)。



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